ボランティア里親

ボランティア里親とは?

児童福祉施設で生活するこどもの中には、保護者の面会や帰省の機会が少ないこどももいます。そのようなこどもを、長期休みや週末に家庭に迎えていただくボランティアの里親です。
子どもをずっと家で育てるのは難しいけれども、時々家に迎えたり一緒に外出したりすることならできるという方、子どものために何かしたいという方はボランティア里親を始めてみませんか。

 季節里親

夏休みやお正月の数日~1週間前後、施設で暮らす子どもを家庭に迎える里親

 週末里親

月に1~2回程度、週末に、施設で暮らす子どもを家庭に迎える里親

ボランティア里親になるための条件はありますか?

里親になるための研修の受講や里親登録は必要ではありません。
特別な資格も必要ではありませんが、以下のような要件があります。

  • 同居している家族全員が賛成している
  • こどもの送り迎えができる
  • 単身の方の場合は、子育ての経験やこどもに関わるお仕事の経験があったり、世話を手伝ってくれる同居の家族がいる

できれば継続して子どもを受け入れていただくことをお願いしています。

ボランティア里親になるまでの流れを教えてください。

  1. あかし里親センターへ連絡(面接日時をご予約ください)、またはボランティア里親入門講座に参加する
  2. 受付面接
  3. 家庭訪問調査
  4. 受け入れ決定の連絡
  5. 子どもとの面会・交流

季節・週末里親の目的はなんですか?

自分に会いに来てくれる人、家庭に迎えてくれる人の存在は、こどもにとってとても貴重なものです。こどもの成長にとって以下のような目的があります。

  • 親や家族のモデルをもつ
  • 家庭生活を経験する
  • 自分だけを思ってくれる人の存在が心理的な安定につながる
  • 中高生の場合は施設を出たあとの自立への手助けが得られる

こどもたちの年齢は?

幼児から小学生、中学生、高校生まで、いろいろな年齢の子どもがいます。

迎えるこどもの人数は?

こどもは、自分一人を受け止めてくれる存在を必要としています。そのため、きょうだいの場合をのぞいて、原則として、一家庭に一人づつをお願いしています。

毎回、迎えるこどもは同じですか?

こどもにとって「自分の里親さん」と安心して思える存在になっていただくこと、こどもの成長を長く見守っていただくことを目的にしていますので、原則として、毎回、同じこどもを迎えていただいています。
子どもの事情などで、こどもが里親にいくことが終了した場合は、新たに他のこどもを迎えていただく場合もあります。

こどもの年齢や性別などを希望することができますか?

ご家庭の事情にあわせてご相談ください。
ご家庭にこどもがいる場合は、そのこどもの年齢や性別を考慮します。

費用はでますか?

こどもが生活している施設から、こどもの家庭生活体験の費用として、季節・週末里親に、一部費用が支給されます。週末里親の場合、送迎にかかる交通費と、児童1人につき、1日1000円の費用が出ます。

病気や事故の時はどうしたらいいですか?

こどもの病気や事故が生じた時は、応急処置をして、すぐに施設に連絡して下さい。こどものけがや病気はこどもの医療保険があります。また、週末・季節里親として活動いただく場合、個人賠償責任保険に加入しています。あずかったこどもが誤って他人にけがをさせたり、他人の物品をこわしたり、里親が賠償責任を問われるような場合に補償があります。